これはうちの息子の話です。
学校の体育で足をくじき、病院で捻挫と診断。
リハビリを受けてますが、ビフォーアフターでの変化がほとんどないとのことで、それでは私がやってみようかとなりました。
ちょうど空手の試合も近く、早く練習ができるようになるためにとにかく少しでも楽になることが大切です。
また体のバランスは、どこか一部の異常のせいでいともたやすく狂ってしまい姿勢は悪化してしまいます。
身体のバランスが狂うと、体幹が使えなくなり、運動能力が著しく低下します。
それ以外にも様々な異常が起こりますし、姿勢や動きに変な癖がついたりすればその癖は普通ではなかなか取れないことが多いので、早めに解決したかったのです。
息子は痛みで足が付けず、松葉づえをつきながら片足を浮かしていました。
施療はまずMBTテープを痛いところに貼ってみました。
たったそれだけです。本当に他には何もしていません。
すると頭をかしげながら、あれほど痛かった足をつけて、びっこを引きながら(「びっこ」って差別用語?)道場をぐるぐる歩き出しました。
次は、キネシオテーピングを(しっかりと検査で異常部位を割り出し)貼ってみました。
すると、「MBTテープを貼った時とは違って、足が守られていて安心感がある。だけど痛みはMBTテープを貼った時のほうが無くなっていた。」というので、それではとMBTテープを手首足首に基本の貼り方をして、さらに痛みのある場所にキネシオテープの上から貼ってみました。
直接肌の上に貼っていないので、効かないかもしれないと思いましたが、結果は全く問題なし。
キネシオテーピングだけの時よりもさらに痛みも減り、「ジャンプできる?」と聞くと少しかばいながらですが飛ぶことまでできました。
もちろん治るわけでは無いので、少しは痛みは残っているようですが、無理を掛けることが無くなるので治ることも早くなったらよいなと思いました。
それにしても、薬に頼らず痛みが軽くなるのは、とても良いことですね。
薬は体の機能を遮断したり壊してしまうことで、無理やり感じなくさせたりすると薬剤師さんに聞いたことがあります。
だから、薬に頼るのは怖いのですね。
捻挫があると整体の効果も半減なので、当院では整える目的で貼ることがあります。
当院でも病院や接骨院などで治療したにもかかわらず、捻挫の痛みが半年以上続いているというお客様が来ることがあります。
しかもまだ若く、他に特に異常がない健康体なのにかかわらずです。
実はそういったことは異常なことで、普通でしたら3か月くらいすれば正常な状態になっているものなのです。
そこまで長く足首をかばって重心が偏ってしまっていると、姿勢が崩れ(崩れないと足首が痛くなるので)ているのが脳にとっては普通になってしまい、つまりすでに悪い癖を覚えてまっすぐにはできなくなっています。
そうなると体内もゆがみ、内臓も含め健康とは程遠い状態になってしまいます。
当院で整体した結果捻挫が消えてしまうこともあります。
整体ですので治す目的ではやっていませんが、どこに行っても解決しない問題が、解決できるのは良いことではないでしょうか?
まあ本当はそんなこと病院では簡単に解決してくれるのが本当でしょうから、良くならないのにひたすら治療と称した意味のないことをするような医療施設が、この世の中に一軒もないことを祈っております。