キネシオテーピングは、開発者である加瀬健造名誉会長のもと、キネシオテーピング協会という組織が世界規模で展開しています。

タイトルは、その加瀬健造氏が昨年の暮れに行われた「キネシオテーピング学術臨床大会」にての言になります。

記憶違いでなければ僕が習った当時(約20年前)は筋肉の機能がアップするということから、「人工筋肉テープ」と言っていたと思います。
それで以前から、筋肉に沿って貼る貼り方が一般的でした。

ところが数年前から、「EDF」というテーピングの技術が開発されました。
これは筋肉ではなく皮膚の浅い場所を狙ったテーピング法になります。
また、リンパファンテーピングという技術もあり、それも同じように皮膚の浅い場所を狙っているのです。

難しい理論はこの際無しにします。

なぜ人工筋肉テープで無いと言ったのかということです。

確かに貼付することで筋肉の働きが改善され、関節のずれが正常に戻ります。
ですがそれは副次的な作用で、実際にはテープは皮膚に貼付しているわけですから、直接の作用は皮膚になるということです。
それによって血液やリンパ液などの循環が促進され、神経に対してのコントロールが起こり、それが脳への刺激にもなり筋肉機能や内臓機能の調整、自律神経の調整、ホルモンバランスの調整などにつながるのです。

もちろんそういった深い所まで考えて貼るためには相当知識と経験が必要ですので、一般的には人工筋肉テープといった認識でも構いませんが、本当のところは人工筋肉にはなっていないということです。
また細胞の再生が早いことから、アメリカや日本の一部医療機関で手術後の傷の再生と痛み止めの量を減らす目的で貼付する試みが行われているそうです。

さてそれでは皮膚の浅い場所を狙うとどんなことが起こるのでしょうか?

実際にうちのお店で貼った例です。

●腕の付け根が打撲で赤黒く腫れあがった場所があり、かばっていることで肩まで痛くなってきた方。
貼付直後から痛みが軽減、肩が温かくなってきた。さらに自然治癒のスピードが上がるので腫れが消えるのが早く肩も含め痛みがほぼ無いのでつらい思いをすることもなかったそうです。

●捻挫で病院に通いながらお店に来てくれた方。
腫れた部分をかばってるため腰痛に。バランスの悪化を改善するには捻挫部分も調整する必要があるため、腫脹部分とその周辺に貼付。直後から痛みが改善、歩くのに不具合が減り、かばう動作が減ったため腰痛個所の負担が激減。その後早期に改善し終了しました。

●遺伝子の異常なのか、膝の細胞がどんどん増える難病の方。
もう20年以上付き合ってるそうで、細胞除去の手術を3度行っているが改善することは無かったそうです。
膝が伸ばせずつま先立ちで歩くため、体中ガチガチで歩くことがつらい。仕事もあり、お子様の面倒も見なければいけないのでこのままでは持たないとのことで、これも整体をするという意味では膝をほおってはおけませんでした。
膝はEDFとリンパファンテープのコンボで、貼った直後から膝が軽くなったとのこと。
実は軽くなるのは当たり前で、腫脹による圧迫感も改善します。
それによって膝を伸ばすことが出来るようになり、歩くことが楽に。
その方はすでに3か月ほど続けてもらってますが、どんどんと膝のふくらみも小さくなっていて、お医者様は何と言ってくれるか楽しみだそうです。
これからもずっと続けていく必要があるので、ある程度まとまったらこの場で発表したいなと思っています。

●腰痛が突然起こり、ピンポイントで激痛がある方
検査の結果腰椎の関節に圧痛があるため、そこにEDFをしました。
うちは整体院なので整体施療もするのですが、この時はテーピングをしただけで一度改善度合いをチェック。
すると痛みが激減し、曲げれなかった腰が曲がるようになっていました。
その方は同じ症状で病院や接骨院、整体などをはしごしたそうで、それでもここまで改善したことは無かったと言っていました。

その他同じような改善例があり、また貼付した際に改善しなかったことはありませんでした。

いずれにしても当店では同時に根本整体をしています。
テーピングだけではあくまで対症療法になってしまうからです。
整体をするために貼付し、ゆがみの原因をどんどんと消していくことが体を整えるために大切だと考えています。

テーピングは万能ではありませんが、今後も万能を目指し様々な貼り方が発見されるでしょう。

乗り遅れないように頑張って勉強したいと思います。